~やんちゃ娘が見せた優しさ~育児の苦労が報われた感動の瞬間
自分はおとなしい子どもだったのに対して、娘はやんちゃで元気いっぱい、まさに暴れん坊でした。
育児がこれほど大変なものだと、親になって初めて実感するものです。夜泣きはもちろん、家の障子や襖を破いたり、飼っている犬にいたずらをしたりと、毎日手がかかることばかり。娘が一度怒ったり泣いたりすると、気分が落ち着くまでかなり時間がかかり、機嫌を取るのにも一苦労です。
時にはムカつくこともありますが、それでも娘が可愛くてたまらないのです。私は一度も娘を叩いたりせず、愛情をもって優しく育ててきました。
娘は性格に波があるものの、親の気持ちは感じ取っているようで、確かな優しさを見せてくれる瞬間があります。例えば、庭の草取りをしていて指を切ってしまった時、娘は心配そうに絆創膏を持ってきてくれました。
保育園でも、友達が泣いていると頭をなでて慰めたり、自分が泣かせてしまった子にも途中で申し訳なくなって優しくする場面もあります。そういうところがとても愛らしいです。
娘が5歳になり、言葉や感情がますます豊かになった頃、保育園で父の日のプレゼントとして私の絵を描いてくれました。「パパ、いつもありがとう」と言いながらその絵を手渡された瞬間、それまでの育児の苦労が一気に報われた気がして、思わず涙がこぼれました。
あんなに手のかかる子だったのに、こうして自分を大切に思い、感謝の気持ちを表現できるようになったことに深く感動しました。娘の成長を目の当たりにし、感情や心が豊かになっていくのは本当に嬉しいものです。
皆さんも、子どもの成長を感じた瞬間はありますか?